
ロシアのIMZ社は世界でも珍しいサイドカー専業のメーカーです。
ご覧のようにBMWのコピーです。
第二次世界大戦中に優れたオートバイを製造するため、BMW−R71の設計図を入手したソ連は、フル・コピーのIMZ-M72を生産します。
元々の設計が素晴らしいため、M72も広くサイドカーとして生産されました。
ドイツに勝ったソ連はBMW社の工場を接収し、R75の単車後輪+船の2輪駆動技術を手に入れ、現在に至っています。
このM66は当然ながら排気量649ccのOHVで32PSを発生します。
IMZ社はもともとモスクワで生産していましたが、大戦中首都攻撃に備えウラル山脈に工場を疎開させたため、車名にウラルを用いるようになりました。
現在でもサイドカーを作り続け、その外観は軍用車そのものなのが面白いですね。
http://www.ural-jp.com/
中国ではこのウラルをさらにコピーした”長江”があり、BMWのRシリーズの優秀さを物語っていると思います。
以前1WDのサイドカーを運転したことがありますが、独特のハンドリングが相当難しく、手強かったです。
2WDは比較的運転しやすいそうですね。
かなりの山道でも走破性が高いようです。